Blog

【7月10日】本を味わう。

2018/07/10
    #イラスト##ビジネス#

毎月0のつく日は、

【本を味わう。】

皆さまのビジネスに役立つ「おススメの本を3冊」ご紹介します。
今回のおススメ3冊は…
1 【新刊】この一言で「Yes」を引き出す 格上の日本語
2.なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?
3.小商いのはじめかた
おまけ】『せつない動物図鑑
—————————————————–

1 【新刊】この一言で「Yes」を引き出す 格上の日本語

山口謠司 著

 

言葉の微妙な違いを知って、「語感力」を磨いてビジネスに生かす!
そのための必読書。
巻末には「語感を磨くための練習」という私たちを手助けしてくれる章も待っています。

一部内容紹介
・「釈明と弁解…言い訳がましくならない頭の下げ方」
・「能率と効率…重視されるのは到達度か結果か」

ビジネスでも雑学ネタは使える!
・「キリンと麒麟…上野動物園園長の大ウソから始まった⁈キリンがジラフではなく、日本でキリンと呼ばれるようになった訳?」
・「家とうち…待っている人がいるところに帰るのは?」…ほか。

思わず、我が家の旬の話題!と読み入ってしまったのがコレ!
・「奥さん?妻?嫁?女房?…女性のパートナーを呼ぶのにふさわしいのは?」

私の夫は、日本人ではなく宇宙人(笑)なのですが、先日
「奥さん?妻?嫁?女房?どれを使うべき?」と聞かれたことがあります。

さて、皆さんは納得させる説明ができますか?

”二十代の方は「うちの奥さん」、三十代は「うちの妻」、四十代は「うちの嫁」、五十代の方以上は「うちの女房」と、
世代によってバラツキがあることが分かってきました。”

答えは、「」。
日本最古の歴史書『古事記』(712年)にも登場する長い歴史があります。
詳しくは本をご覧ください。その他の言い方についても興味深い根拠が書かれています。

明日からは「うちの妻が…」で話しをしてみるとあなたの見られ方も変わる?ことでしょう♪

2.なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?

高井尚之著
一部内容紹介
・シロノワールの由来について
シロノワールは、フランス語のノワール(黒い)から、黒っぽいデニッシュパン+白いソフトクリームからなる食べ物という意味であり、
そこには「相反する二つのもの」や「温かいパンと冷たいソフト」との思いを込めて名付けられたそうです。
名古屋人にとってのソウルフードでもあるソフトクリームは、子どもが自分の小遣いで食べられるラーメンチェーン「スガキヤ」の功績。
子どものころにスガキヤでソフトクリームを味わい、今大人になった名古屋人をうまく取り込んでいるという分析には納得させられます。
他には、ドトールコーヒーの平均滞在時間は約30分。コメダは倍でもなぜ、コメダは客の滞在時間ぎ長くても儲かるのか?回転率に秘策あり。
なぜみそカツサンドやジャーマンのキャベツが爆盛りなのか?
なぜ山小屋風なのか?
なぜFC店を重視するのか?など、その答えに共通するのはすべてお客様と向き合った結果。
名古屋文化を語り始めるには格好の入門書ではないでしょうか?

3.小商いのはじめかた

伊藤 洋志 (監修)
週末起業に憧れるサラリーマン、自分のサービスを展開したい下請け中心のフリーランサー
ボランティア活動や、助成金に頼った文化芸術活動を継続させる方法を考えたい方におススメ!
”初期投資やリスクの少ない形での、シンプルで身の丈にあった「小」さな「商い」=「小商い」”
巻末のコラムより
”つい最近まで副(複)業は当たり前だった。日本ではほんの40〜50年前まで、季節ごとに生業を変えたり、
複数の仕事を組み合わせて生活を構築するのはごく普通のことだった。
(中略)
小商いを複数持つことには、生活を安定させ、人生を豊かにする鍵があると、いにしえの「副(複)業」スタイルは教えてくれる。”
普通の個人が始めた「小商い」の考え方や事例がつまったバイブル本。親近感がわき、何か動きだしたくなるのでは?

おまけ】『せつない動物図鑑』(原題 SAD ANIMAL FACTS)

ブルックバーカー著
お子さんと一緒に読むと、喜ばれること間違いなし。どこから読んでも楽しめる。
一家に一冊、そんな本です。
筆者はイラストレーターなので、絵が素晴らしいのはもちろんのこと、
そこに添えられる表現も見事。翻訳者の方も素晴らしいです。
“ワオキツネザルは
くさければ
くさいほど
出世する” (加齢臭ってやつ?)
“人間がハチドリなみに
エネルギーを
使うとすると
1日にハンバーガーを
400個
食べないと死ぬ” (例えがアメリカーン!)

などなど、何度読んでも心地よい本。

私は子どもの頃、図鑑が大好きでした。当時は自称”小さな研究者”。自然科学から歴史まで様々な図鑑を読み浸っていました!
この本に出会ったことで、その時のワクワクを思い出しました。
—————————————————–

今回の3冊はいかがでしたか?

暑ーい夏本番、涼しい図書館で本を読み漁るのも一つの夏の過ごし方ですね♪
では、また20日の「本を味わう。」で!
—————————————————–
Appreciate BOOKS, Watercolor Pencils &Colored Pencils , 2018